インクルーシブアートを考えるレクチャー&ワークショップ:講師/竹丸草子氏:6月17日
インクルーシブアートコーディネーターを養成する学習会が始まりました!誰もがアートに親しむ場づくりに参画、貢献する人材育成を目的とするプロジェクト(文化庁受託事業の一環)です。
オープニングとなる第一回目は、インクルーシブ、アート、コーディネート、それぞれの概念と関係性について、実際に動き、考える会でした。
講師の竹丸さん(プロジェクトコーディネーター)からは、①なんでだろう、②気づき、③対話を大事に参加してください、というメッセージが。
続いて、私の色に基づく自己紹介からみんなでつくりつながる「色相環ワーク」を経て、分類・属性・共通を問い直す映像を契機に、インクルーシブってこういうこと?!と腑に落ちるような「シールのワーク」に至り……気づいたら循環の輪の中に参加者一人ひとりが存在しているのでした。
その後のふり返りでは、あらゆる特性や属性はあっても人間という共通点で手がつなげること、違いがあるからこそ共通も見出せること、単につながればよいのではなく、ときに一人でいることがその人のウェルビーイングである場合もあって、その時々で「関係性を見る」必要性についての言及もありました。
参加者は、群馬県内の大学生、教員、美術館学芸さんやボランティアの方、アートや福祉に関する団体の方々など。異なる立場や経験をもとに、熱心に楽しい交流が展開しました。
より多くの方に今後も続く学習会のテーマに関心を寄せていただき、インクルーシブアートのコーディネートについて学ぶコミュニティを温めていきたいです。
次回は、6月30日(金)13時半ー15時半、群馬県社会福祉総合センターにて、三輪途道氏(メノキ代表)の講演です。